徒然なるままにミステリー、時々その他

にわかミステリーファンの書評です。

東野圭吾 「仮面山荘殺人事件」〜スカッと騙されるどんでん返しのミステリー〜

1990年に単行本、1995年に文庫版が発売された東野圭吾さんの「仮面山荘殺人事件」東野圭吾さんと言えば、「容疑者Xの献身」「秘密」などが有名で実写化作品も多いのですが、実写化はされていないながらもネットのファンサイトのブログなどで頻繁に名前が上がり気になったので読んでみました。

 

結婚式の4日前に交通事故で死亡した森崎朋美。そして舞台となるのはその関係者達、男女八人が集まった山荘。

 

そして八人の前に逃亡中の銀行強盗犯が逃げ込んてきます。八人は脱出を試みるが、何者かの策略によりことごとく失敗に終わります。

 

その中で一人が殺され、残された七人は強盗と対峙しながら、疑心暗記にかられていく・・・・

 

いやー、すっかり騙されました。

東野圭吾さんの作品の魅力は読みやすさと読書後のなんとも言えない余韻もそうなんですが、「タイトルの意味がわかる瞬間の感動」が大きな魅力だと思います。

 

一体誰か「仮面」をかぶっているのか・・・?

それを考えながら読んで欲しいです。

 

文庫本にして300ページ弱と比較的短くとても読みやすい展開のため、サクッと読めてしまうのですが、終盤の物語が二転三転する感じがたまらないです。

 

「あーこういう結末か」と思ったら・・みたいな感じになります。

 

いわゆる「クローズトサークル」と「どんでん返し」が同時に楽しめ、さらにサクッと読める作品です。

 

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